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Juniper MXシリーズ MX2008
Juniper MX2008の概要
MX2008は、40Tbpsまでの拡張性を備えた、大容量、高性能、高密度を実現するユニバーサル ルーティング プラットフォームです。10のライン・カード・スロットを搭載し超高密度の10GbE、40GbE、100GbEインターフェースだけでなく、レガシーのSONET/SDH、ATM、PDH接続にも対応。
また、極めて高いパフォーマンスと密度は、ビジネスVPN、次世代ブロードバンド マルチプレイ、インターネットとデータ センターの大規模なインターネットワーキングなど、多様なエッジ アプリケーション、エッジ/コアの統合アプリケーション、コアアプリケーションに最適です。さらにMX2008は、洗練されたタイミング機能と仮想化機能を備えており、サービスプロバイダやクラウド事業者における長期的な成長に対応できます。
用途
- 統合エッジ、さらにはコアアプリケーション
Juniper MX2008の特徴
優れた拡張性と高密度
40Tbpsのシステム容量を搭載し、最大で960個の10GbE、240個の40GbE、160個の100GbEのいずれかのインターフェイスを搭載することにより、優れた拡張性と高密度を提供します。
ノンストップのサービス可用性
キャリアグレードのJunosオペレーティングシステムのサポートと、完全な冗長構成のアーキテクチャを組み合わせることで、ネットワーク状況にかかわらずノンストップのサービス可用性を実現します。
高度な電力設計
運用コストを抑え、優れた効率性を実現する、高度な省電力機能を備えています。
長期的な投資保護
MX240、MX480、MX960、MX2010、MX2020 ユニバーサル ルーティング プラットフォームと同じMPCをサポートしており、長期的な成長に応じて将来にわたる拡張性を備えていると同時に、既存のMX シリーズを使用されているお客様向けの投資保護となるアップグレードパスが用意されています。
Juniper MX2008の製品仕様
サイズ(RU) | 24RU |
---|---|
システム容量 | 40Tbps |
冗長性 | 電源、FAN、RE、SFB |
ポート数 | |
1GE | 400 |
10GE | 960 |
40GE | 240 |
100GE | 160 |
その他インターフェース | |
SONET | ○ |
ATM | ○ |
WDM | ○ |
MICスロット数 | 2/MPC |
DPC/MPCスロット数 | 10/シャーシ |
電源タイプ | AC/DC |
Juniper MXシリーズの概要
業界最高クラスのシステム容量、密度、パフォーマンスを、他社の追随を許さないシステム寿命と共に提供する、SDN 対応ルーティング プラットフォームの強力なポートフォリオです。MX シリーズ ルーターは、サービス プロバイダ、クラウド事業者、および企業にとって、デジタル変革の鍵となるものです。
無停止ネットワーク機能の実装、最大80Tbpsまで拡張可能な処理能力、400Gイーサネットポート対応といった特長により、高いパフォーマンス・可用性が求められるクラウド時代のネットワーク環境に対し、長期投資保護に必要な能力を提供します。
Juniper MXシリーズの特徴
柔軟性の高い構想広域ネットワーク伝送(MPLS/MPLS-VPN)
ラベルスイッチング技術「MPLS」にり転送処理と経路計算を別々に実行し、切り替え速度をミリ秒レベルに高速化。従来に比べ柔軟なネットワーク構築が可能になり、またMPLSベースのセキュアなネットワークサービス「MPLS-VPN」も提供可能になります。
VPLS (Virtual Private LAN Services)
ルーターをMPLS-VPNでつなぎ、ひとつの巨大なL2スイッチに構成し、広域イーサネットサービスを実現。IPアドレスを変更することなくデータセンター間で仮想サーバの移動が可能となります。
EVPN (Ethernet VPN)
広域イーサネット技術としてVPLS技術を拡張したEVPNは次世代のデータセンター間L2接続技術としても注目をあびています。
- MPLS/BGPといった従来技術を踏襲することで導入が容易
- MAC learning / advertisementのポリシーコントロールが可能
仮想ルーターの耐障害性を大幅に向上
ジュニパー独自の技術であるロジカルシステム(Logical System)によりシャーシーやインタフェースを仮想化し、完全に独立した仮想ルーターとして利用可能です。
- 1つの物理シャーシーに複数サービス、複数ネットワークを収納可能
- 迅速なサービス提供と低コスト化が可能
- ネットワークが論理的に完全分離されるため特定顧客向けプレミアムサービスを実現
- 障害時、仮想ルーターは互いに影響を及ぼさないため仮想環境の耐障害性が向上
複数のルーターをまとめて1台として運用
バーチャルシャーシー(Virtual Chassis)機能により複数のMXルーターを仮想的に1台のルーターとして動作させることができます。管理対象デバイス数の削減により管理者負担と利用効率を大幅に向上させることができます。
- リアルタイムなステート同期
- 分散冗長により1台の筐体に故障が発生した場合においても別筐体が通信を引き継ぎフォワーディングを継続
- スケーラブルな拡張
- GRES/NSRをサポート
無停止ルーティング
ソフトウェア更新時、万一の故障時も瞬時に処理を切り替え、継続しますのでネットワークにダウンタイムが生じません。
NSR (Non Stop Routing)
ルーティングエンジン間(マスター/バックアップ)でインターフェース情報やプロトコル、経路情報などの全データベースを同期。マスターRE故障時には瞬時にバックアップREが処理を引き継ぎますので、セッションダウンも発生しません。
Unified ISSU
OSのバージョンアップ時にも無停止ルーティングを継続する「ISSU」機能をサポート。
JAM(Juniper Agile Deployment Methodology)
新しいラインカードを追加するには、ラインカードをサポートするJunos OSへのアップグレードが必要になり、それまで利用していたサービスへの影響を確認するために膨大な検証工数と時間を要していました。
JAMでは、ラインカードの稼働に必要なドライバー・パッケージのみ提供されますので、Junos OSをアップグレードすることなく新しいラインカードをスピーディーに導入できるようになり、カード増設にともなうリスクが最小化されます。
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