Juniper QFXシリーズ QFX5120

Juniper QFX5120の概要

ジュニパーネットワークスQFX5120スイッチは、クラウドサービスの構築に適した 25/100 GbE 固定型スイッチです。QFX5120を用いることで、クラウドサービス事業者のデータセンターで普及しつつある25 GbEおよび100 GbE のポート速度をカバーし、さらにオーバーレイ技術を組み合わせることでビジネスニーズの変化に対応可能な強力なインフラストラクチャを構築できます。

Juniper QFX5120の特徴

多様なネットワーク構成への対応

ジュニパーネットワークスQFX5120スイッチは、MC-LAG(Multi-Chassis Link Aggregation)で従来のファブリック設計をサポートし、IP ファブリックアンダーレイ上の EVPN(イーサネット VPN)/VXLAN(仮想拡張 LAN)で、進化する SDN アーキテクチャをサポートするソフトウェア機能を装備しています。
Juniper Contrail Networking の基盤として、ネットワークポリシーの自動化、データセンターファブリックのライフサイクル管理の実装に最適です。

柔軟に構成可能な2つのモデル

ジュニパーネットワークスQFX5120スイッチはリーフ/スパイン型ネットワークの導入に最適で、次の 2 つのモデルがあります。
QFX5120-48Y:データ センターのアクセス、48 個の 10/25GbE ポートと 8 個の 40/100GbE ポートを装備
QFX5120-32C:データ センターのコンパクトなスパイン型、32 個の 100GbE ポートを装備

QFX5120データシート

Juniper QFX5120の製品仕様

モデル QFX5120-48Y QFX5120-32C
サイズ(幅x高さx奥行cm) 44.09 x 4.37 x 52.02 (1U) 43.84 x 4.32 x 51.5 (1U)
最大システム容量 2 Tbps 3.2 Tbps
最大システム容量 1.31 Bpps 2 Bpps
電源冗長 内部電源冗長 内部電源冗長
ポート数    
1GbE SFP/ 10GbE SFP+
/ 25GbE SFP28
48 ※1 -
40GbE QSFP+
/ 100GbE QSFP28
8 32
最大VLAN設定数 4,093 4,093
MACエントリー数 288,000 288,000
IPv4ルート数 Unicast 208,000 / Multicast 104,000 Unicast 208,000 / Multicast 104,000
IPv6ルート数 Unicast 104,000 / Multicast 52,000 Unicast 104,000 / Multicast 52,000
ARPエントリー数 64,000 64,000

※1 SFP-Tの使用は24ポートまで

Juniper QFXシリーズの概要

ジュニパーネットワークスのQFXシリーズは、データセンターネットワーク向けに最適化されたファブリック・スイッチです。SpineからLeafまで、幅広い要件・多様なアーキテクチャに対応しています。

QFXシリーズは、ジュニパーネットワークスの共通OSである「Junos OS」を搭載し、サービスプロバイダやデータセンターなどのミッションクリティカルな環境において、優れたスケーラビリティ、アジリティ、プログラマビリティ性能を発揮します。

また、Spine-Leafモデルの採用により、多階層構成によるネットワークの遅延やスケールアウトの制限を解放し、低遅延でフラットなネットワークを構成できます。データセンター内を流れるトラフィックを最適化・高速化することで、運用効率を大幅に高め、お客様のOPEX低減に大きく寄与します。

Juniper QFXシリーズの特徴

バーチャル・シャーシ・ファブリック(VCF)対応 ~最大20台の機器を集中管理~

組み合わせパターン

Spine
QFX5100
Leaf
EX4300
QFX5100

バーチャル・シャーシ・ファブリック(VCF)は、Spine-Leaf構成の新しいアーキテクチャです。

Spineとなるスイッチが、ファブリック全体のコントロールプレーンとして機能することで、最大20台のスイッチを一元管理しシンプルな運用を実現します。

また、Leafに他シリーズのスイッチ製品を選択可能なため、ビジネススケールに応じた柔軟な機器構成が可能です。資産を有効活用できコスト削減につながります。

OSアップデートをより快適に

Topology Independent in-Service Software Upgrade(TISSU)

QFX5100は、JunosOSを筐体内でハイパーバイザー環境上に、バーチャルOSとして搭載しています。

OSアップデートの際に発生するインパクトを低減し、アップグレードをより快適に実行できます。

使用プロトコルやファブリック・アーキテクチャに依存せず、レイヤー2/レイヤー3などのいかなる構成でも使用することが可能です。

Juniper製品ラインナップ

QF / Node・Standalone

QFX10000 Line

中規模大規模

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