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Juniper MXシリーズ MX10003
Juniper MX10003の概要
MX10003はスペースと電力を最適化したクラウド時代のユニバーサル ルーティング プラットフォームであり、サービス プロバイダとクラウド事業者のトラフィック、加入者、サービスの長期的な成長を支えます。わずか3ラックユニットで極めて高い密度とスループットを実現します。
2.4Tbpsのシステム容量を誇り、単一のシャーシで最大144の10GbEインターフェイス、36の40GbEインターフェイス、24の100GbEインターフェイスをサポートします。その高いパフォーマンスと密度は、ビジネスVPN、次世代ブロードバンドマルチプレイや、インターネット、メトロイーサネット、データセンターの大規模なインターネットワーキングなど、多様な企業向けアプリケーションとモバイルアプリケーション、クラウドアプリケーションに最適です。
用途
- ビジネスエッジ(L2/L3 VPN, VPLS, enhanced VPN)、IP/MPLS 機能
- メトロイーサネット(ルーティング&スイッチング、OAM 機能、 MEF認定)
- データセンター(高密度10GbE/100GbE インターフェース、L2/L3 VPN、MPLS-over-GRE、VXLAN、GRE)
- IPピアリング(ルートリフレクション、インラインフローモニタリング、セグメントルーティング、BGP、GRE)
Juniper MX10003の特徴
優れた拡張性と高密度
システム容量2.4Tbpsを備え、シャーシ当たり最大144の10GbEインターフェイス、36の40GbE インターフェイス、24の100GbEインターフェイスをサポートします。
投資の保護
将来を見据えたクラウドグレードの拡張性を備え、トラフィック、加入者、サービスの長期的な成長に対応できます。
ノンストップのサービス可用性
キャリアグレードのJunos OSのサポートと完全冗長構成アーキテクチャの組み合わせにより、どのようなネットワーク状況でもノンストップのサービス可用性を実現します。
スペースと電力の最適化
運用コストを抑え、優れた効率性を実現する、高度な省電力機能をコンパクトな筐体に備えています。
MEF CE 2.0 認定
MX10003は、E-Line(100GbE)、E-LAN(10GbE)、E-Tree(10GbE)、E-Access(100GbE)の各サービスについて MEF CE 2.0 認定を取得しています。
Juniper MX10003の製品仕様
サイズ(RU) | 3RU |
---|---|
システム容量 | 2.4Tbps |
冗長性 | 電源、FAN、RE |
ポート数 | |
1GE | - |
10GE | 144 |
40GE | 36 |
100GE | 24 |
その他インターフェース | |
SONET | - |
ATM | - |
WDM | - |
MICスロット数 | 1/MPC |
DPC/MPCスロット数 | 2/シャーシ |
電源タイプ | AC/DC |
Juniper MXシリーズの概要
業界最高クラスのシステム容量、密度、パフォーマンスを、他社の追随を許さないシステム寿命と共に提供する、SDN 対応ルーティング プラットフォームの強力なポートフォリオです。MX シリーズ ルーターは、サービス プロバイダ、クラウド事業者、および企業にとって、デジタル変革の鍵となるものです。
無停止ネットワーク機能の実装、最大80Tbpsまで拡張可能な処理能力、400Gイーサネットポート対応といった特長により、高いパフォーマンス・可用性が求められるクラウド時代のネットワーク環境に対し、長期投資保護に必要な能力を提供します。
Juniper MXシリーズの特徴
柔軟性の高い構想広域ネットワーク伝送(MPLS/MPLS-VPN)
ラベルスイッチング技術「MPLS」にり転送処理と経路計算を別々に実行し、切り替え速度をミリ秒レベルに高速化。従来に比べ柔軟なネットワーク構築が可能になり、またMPLSベースのセキュアなネットワークサービス「MPLS-VPN」も提供可能になります。
VPLS (Virtual Private LAN Services)
ルーターをMPLS-VPNでつなぎ、ひとつの巨大なL2スイッチに構成し、広域イーサネットサービスを実現。IPアドレスを変更することなくデータセンター間で仮想サーバの移動が可能となります。
EVPN (Ethernet VPN)
広域イーサネット技術としてVPLS技術を拡張したEVPNは次世代のデータセンター間L2接続技術としても注目をあびています。
- MPLS/BGPといった従来技術を踏襲することで導入が容易
- MAC learning / advertisementのポリシーコントロールが可能
仮想ルーターの耐障害性を大幅に向上
ジュニパー独自の技術であるロジカルシステム(Logical System)によりシャーシーやインタフェースを仮想化し、完全に独立した仮想ルーターとして利用可能です。
- 1つの物理シャーシーに複数サービス、複数ネットワークを収納可能
- 迅速なサービス提供と低コスト化が可能
- ネットワークが論理的に完全分離されるため特定顧客向けプレミアムサービスを実現
- 障害時、仮想ルーターは互いに影響を及ぼさないため仮想環境の耐障害性が向上
複数のルーターをまとめて1台として運用
バーチャルシャーシー(Virtual Chassis)機能により複数のMXルーターを仮想的に1台のルーターとして動作させることができます。管理対象デバイス数の削減により管理者負担と利用効率を大幅に向上させることができます。
- リアルタイムなステート同期
- 分散冗長により1台の筐体に故障が発生した場合においても別筐体が通信を引き継ぎフォワーディングを継続
- スケーラブルな拡張
- GRES/NSRをサポート
無停止ルーティング
ソフトウェア更新時、万一の故障時も瞬時に処理を切り替え、継続しますのでネットワークにダウンタイムが生じません。
NSR (Non Stop Routing)
ルーティングエンジン間(マスター/バックアップ)でインターフェース情報やプロトコル、経路情報などの全データベースを同期。マスターRE故障時には瞬時にバックアップREが処理を引き継ぎますので、セッションダウンも発生しません。
Unified ISSU
OSのバージョンアップ時にも無停止ルーティングを継続する「ISSU」機能をサポート。
JAM(Juniper Agile Deployment Methodology)
新しいラインカードを追加するには、ラインカードをサポートするJunos OSへのアップグレードが必要になり、それまで利用していたサービスへの影響を確認するために膨大な検証工数と時間を要していました。
JAMでは、ラインカードの稼働に必要なドライバー・パッケージのみ提供されますので、Junos OSをアップグレードすることなく新しいラインカードをスピーディーに導入できるようになり、カード増設にともなうリスクが最小化されます。
Juniper製品ラインナップ
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